2017年7月25日火曜日

MCT新大久保

増山です。7月25日のMCTレポートをお送りします!

本日は半澤さんと千駄ヶ谷MCTの予定だったのですが、事前に調べたところなかなかめぼしい店が見つからず、
増山の気になる大久保「天宝」決め打ちで行こうということで、大久保に向かいました。

冒頭の写真、ピンと来る方もいるのでは。
惜しまれながら閉店した「日の出」の跡地です。思い出のあの外観が重なります。。


天宝に向かう途中で横断歩道の向こうに「まるしん」が。
役割としては町中華ですが、町中華に含めるかどうか議論の分かれるお店の1つではないでしょうか。

そこから2分ほど歩くと、お目当ての天宝の袖看板が……嫌な予感とともに現れました


ラーメン300円、ご夫婦で営業、手書き文字の貼り紙多しの良店のようだったのですが、閉店してしまったのでしょうか……


というわけで、次点の新大久保「大明」を目指すことに。線路沿いを歩きます。

よかった!こっちはやってました。

韓国料理屋っぽい配色ですが、近くで見るとまぎれもない町中華臭がプンプンしています。


エアサンプルも完備!

入店し、いざ異世界へ!

こちらはテーブル席。制服を着た事務系OLがごはんを食べてました。この写真では人がいませんが、手前のカウンターにもお客さんが。入店率70%ほどの大変心地よいにぎわいを見せていました。

というわけで我々は奥の小上がりへ。

うちわ、マッチに加え、郷土民具も完備。出来心で鳴らしたら、思いの外大きい音が出てしまいました。

お冷やと、なんとおしぼりのサービスが!!

半澤さんは、特製丼780 の文字を見逃しませんでした。

こちら特製丼。甘辛あんが絡む肉野菜炒めがのっておりなかなかのボリュームです。

「タルメン」なるものがあり、タンメンの誤記ではないのか?と思いましたが、ちゃんと別にタンメンがあったので迷わず頼んだら、コレでした。
器がもれなく店名入りなのがイイ!
そういえば店頭におかもちがいくつも置いてあったのを思い出しました。
塩味あんにシャキッとした野菜と薄切り豚肉、かきたまが特徴的です。

お母さんと、お母さんより若そうな男性が配膳してくれました。お二人とも白衣をお召しだったような。


薄味すぎないギリギリの絶妙なうすしおスタイル。けっこう量もあるのですが油感はほぼなく、時間はかかったものの胃もたれせずにペロリといけました。


餃子は皮とあんがしんなりと一体化するようなタイプです。
六個で一皿なので、2人で行ってもケンカしないところがいいですね。餃子を分け合いながら、この夏の互いの展望を語りあい、店を後にしました。

食べ終えて店を出ると、向かいには見たことのない漢字を使ったお店が。
湯というのは、火で沸かすんだなあ。数年ぶりに新しい漢字を覚えました。

次回は大きめの駅を攻めてみたいと思います!みなさまぜひー!

物件があったから町中華を始めた。東府中「スンガリー飯店」



この店構えだけで吸い込まれそうになる
京王線東府中にある「スンガリー飯店」。
スンガリーという店名は中国、東北地区の中心部(ハルビン)を
流れる松花江(しょうかこう)のことである。
そう、この店は満州帰りの方によって
創業された店なのだ。
満州帰り→町中華の流れに興味のある
ぼくにとっては貴重な店なのだが
場所が都下にあるせいか、隊員に呼びかけても
無反応で、ひとりで行くことにした。
定食類は600円~とリーズナブル
1972年に建て替えられたレトロな店内
ひとりで行ったらちょうど客がいない時間帯で、
お店の方といろいろ話すことができた。
スンガリー飯店は、満州帰りの初代夫妻が
1964年の東京オリンピック前に創業。
しかし、料理経験はなく、
ご主人は米軍基地に勤務、奥様は花屋をしていたという。
たまたま、この場所が平屋の空き物件になっていたのが
おもな創業理由だったというから
時代の勢いがあったんだね。
店は繁盛しまくり、1972年に
現在の建物に建て替えられた。
ショーケースや店内の照明が
レトロっぽいのは、
中クラスの中華料理店として
宴会などに力を入れていた証だろう。
現在、店は3代目に受け継がれている。
後継者不足の町中華ではめずらしいことだ。

スンガリー飯店
東京都府中市若松町1丁目1−1

2017年7月24日月曜日

やぶ重@西川口 町中華番外編「冷やしハンバーそば」を追って……

ハイジです。
7月19日は、MCT西川口でした!……といってみたものの、
今回は番外編ともいうべき内容でした。

きっかけは、今年1月18日に阿佐ヶ谷でおこなわれた町中華イベントにありました。
登壇中のマグロ副隊長、トロ隊長の右にお座りの方……「深夜の飯テロ」の呼び声高い、あのドラマの原作者であるKさんが紹介されていた「冷やしハンバーそば」。

 その後のMCTのとき、マグロ副隊長と私との会話の中で、
「あれ、食べたいよねー」
「冷やしハンバー、食べたいですね……」
ということになり、後日調べてみたのです。
 当日のイベントでは、Kさんは店名を伏せられていたのですが、西川口にあるそば屋という情報はありましたので、某サイトで西川口のそば屋を漁り、メニュー画像を確認していったところ、それらしいそばとお店を発見!
「マグロさん、見つけましたよ!」
「夏になったら行こうではないか!」
ということになっていたのです。そして……。

冷やしハンバーそばを秘める店構えを撮影するマグロ副隊長&吉岡隊員。
当日の参加者は、私を含めて3名。

 「やぶ重」はなかなか立派な店構え。
知らなければ、せいろと冷酒を頼んでしまうところだ。

もう、「とりあえずビール!」は仕方ない。 

リサーチ通り、冷やしハンバーそばを発見!よしよし。
えっ!冷やし春巻そば!!!斬新過ぎるぜ、やぶ重。

マグロさんはチャーシューメン。MCTの体面は、かろうじて守られた!

吉岡さんは、冷やし春巻そば。チャレンジャーだ!

私はもちろん冷やしハンバーそば。
そう、ハンバー(グ)です。200gぐらいある。お新香もつく。丼もの扱いだな。まあ、丼だけど。
薬味はわさび、ねぎ。

全員着丼して、いただきます!

分厚いハンバー。そばとつゆは冷たく、ハンバーは温かい。焼きたて。
野菜とマヨネーズもそばにのっている。
ハンバーとともにそばをすする。ズズッ、ズズッ。
うーん、割となじむな。ハンバーとそば。
銀座「よし田」のコロッケそばに似ている感じもするが、似てない感じもする。
合わなくはないですよ。
とにかくハンバーはドシンとした存在感で、ふっくら焼けてるおいしいハンバーグ……
いや、ハンバーか。
 吉岡さんの冷やし春巻そばもイケる。ハイジ的には春巻に軍配かな。
マグロさんのチャーシューメンは、肉も香ばしくて、
スープもどこかそば屋風な和のやさしいテイストでよかった。

「やぶ重」は、アバンギャルドなメニューを隠し玉に持ちつつも、キチンとおいしいそば屋でした。
また、驚くべきはそのお値段。
冷やしハンバーそば、冷やし春巻そば、チャーシューメンはすべて、割とスペシャルなほうのメニューですが、すべて730円!安い!
西川口にお寄りの際には、ぜひみなさんもハンバーしてください。

やぶ重
埼玉県川口市並木3-34-1
※西川口駅東口から徒歩5分くらい

2017年7月16日日曜日

かたおか食堂@銚子・観音 終電で行く深夜食堂的町中華

ハイジです。
銚子滞在時に訪ねた町中華店の続きです。
今回は、港町の銚子にある深夜食堂的町中華「かたおか食堂」です。


滞在先のホテルがある銚子駅から20:51発、銚子鉄道の終電に乗る。
 
 
2駅先の観音駅への到着は、20:55。降りたのは私ひとり……。


「かたおか食堂」をめざす道は、こんな感じ。静かだ。
 
 
周辺はスナックが散在する夜の街。
 
 
某サイトでは21:00開店となっていたが、 到着時は暖簾が仕舞われたまま……。
しばしの間、遠くにカラオケが響く街を彷徨して、店に明かりが灯ったのは21:40頃。 


まずはお新香でビール。夏らしい盛り合わせだ。
極々浅漬けの白うり、みょうが、古漬けのきゅうりが殊にうまい。
メニューは中華屋もの、そば屋ものが半々。
店内には『生蕎麦』と書かれた木製の看板があり、
壁の鏡には『砂場本店』とあるので、中華発祥ではなく、元はそば屋なのだろう。
 
 
こちらが名物らしいかに玉。オヤジさんが「小でいいのかな?」と確認した通り、
デフォルトのものは、もっと大きな半球状になるそうだ。
ふわりとした卵と甘めのあんがやさしく絡む。
お運びのオネエサンに、ビール以外のアルコールを訪ねると、
生酒とトライアングル(焼酎)とのこと。
迷った末にビールを追加する。
 
 
 チャーハンを注文すると、調理場から米を研ぐような音が聞こえてきたので、
「まさか……これから飯を炊くのか!」と一瞬怯えたが、私の聞き間違えだった。
10分ほどで登場した、このチャーハンがよかった!
卵、チャーシュー、長ねぎ、ニンジンだけで、どうしてこんなにうまいのだろう。


チャーハン汁は、大ぶりに切ったわかめがたっぷり。
さっぱりと舌を洗ってくれる。

深夜食堂らしくBGMも会話もない、どこか隔世の感のある店内。
途中、オヤジさんが付けたラジオから、
加計学園問題で喚問を受ける前川前事務次官の声がノイズに交じってかすかに響く。 
しかし、オヤジさんの腕は確かです。
 
注文したもので価格が明記されているのは、チャーハン900円のみ。 
ビール2本、お新香、かに玉(小)で合計3650円。
やや高めの設定だが、それは深夜料金が含まれると思う。
 とてもいいお店でした。また来よう。
 
 
かたおか食堂
千葉県銚子市南町10-1
21:00あたり~深夜(取材日の開店時間は21:40頃だった)
※銚子電鉄・観音駅から徒歩5分ぐらい
(銚子駅周辺からも徒歩15~20分程度)


2017年7月15日土曜日

美味小屋つづき@銚子・外川 入梅いわしで昼酒を飲む

ハイジです。
先日、紹介した銚子・外川の「美味小屋」を後日訪問しました。


旬を迎えた入梅のいわしを漁師さんにもらったので、
お母さんが煮てくれるとのこと。
 
 
「煮てから一晩おくと味が染みるんだけどね~」とおかあさん。
いやいや、サッと煮も身がふっくらしておいしいですから。
いわし煮を肴に チューハイ。
店内には先客の女性がふたりいて、タイ語らしい言葉で話しているので、
話しかけてみるとやはりタイ人だった。
「もう4年になるよー。お金かかるから、一度も帰ってないのー」
出稼ぎは大変だ。
 

この日はチャーハンをいただいた。
「野菜入れてもいい?」とおかあさん。
玉ねぎ、にんじん、ピーマン、しめじ入りのチャーハン。
中華鍋をカッカッカッとカッコよく振るのではなく、
静かにゆっくり炒めていたけど、ごはんも硬め、パラパラで実においしかった。
タイ人の女性組はふたりともラーメン。
「すいません。酢をください」といい、ラーメンに酢をたっぷり。
タイの食堂には、クルワンポンという4種類の調味料が必ずあって、
砂糖、粉唐辛子、プリックナンプラー(唐辛子入りのナンプラー)、
プリックナムソム (唐辛子入りの酢)で、麺料理も個人がアレンジして食べる。
彼女たちは常連とのことだったけど、
おかあさんは最初は丼を片付けるときに
ラーメンスープに酢がたくさん入っていて、びっくりしたそうだ。
彼女たちは、案外この酢入りラーメンの向こうに祖国をみているのかも。
 

ついつい、チューハイ3缶も飲んでしまった。
おいしかった……。

おかあさん、入梅いわしの煮つけ、ごちそうさまでした。
(チャーハン620円、チューハイ300円×3缶)
 
 美味小屋
千葉県銚子市外川町1-10855-5
11:30~17:00 不定休
※銚子電鉄・外川駅から徒歩7分ぐらい

2017年7月11日火曜日

美味小屋@銚子・外川 潮風がごちそう。港前町中華

ハイジです。千葉県の銚子に来ています。

駅の改札口を抜けると大漁旗が出迎える。漁師町だ。
快晴。銚子電鉄への乗り換えまで30分ほどあるので、駅周辺を歩いてみる。
千葉育ちの私が給食で飲んでいた牛乳といえばフルヤ。 
めんこのようにして遊ぶ牛ポン(牛乳瓶のふた)をよくもらいにいったな。
銚子大橋。銚子は利根川の河口にある町で、対岸は茨城県・波崎だ。
駅前の食堂。惹かれるな……。
 町中華的メニューも充実している。
うーん、でもここに入ったら魚を食べてしまいそうだ……。
入梅のとろいわし、旬だもの。

こちらはカレーで有名らしい町中華「インデアン」。いい雰囲気。
「うーん、いいカレーの匂いがするな……」とつぶやき、おっさんふたりが吸い込まれていった……。
こちらはそば屋の遺跡かな。いい感じの店構えだけど。
あ、「かみち」閉店したのか……。遺跡どころか、更地だ。さんま寿司が絶品だったのに……。
というわけで、銚子電鉄に乗り換え。銚子電鉄・銚子駅はJR銚子駅のホーム上にある。
小さな小さな駅だ。
車内は手作り感が満載。
おやっ。町中華の車内広告がある。駅に出張販売するらしい。
約20分で終点の外川駅に到着。レトロな車両もある。中は資料館のようだ。
小路を進むとすぐに海だ。 
海風に幸福の黄色いラーメン旗がはためく……。
こちらが外川漁港にある「美味小屋」。某サイトでは「からこや」と読むと紹介されているが、
店内にさがる木札には「うまごや」とルビがあった。どちらが正しいのか……謎のままにしておこう。
 
「昨日は風がなかったけど、今日は開けておくと風が気持ちいいねえ」と、おかあさん。
創業17年目。おかあさんは外川の浜育ち。子どもの頃は、前の漁港で泳いだそう。
「昔はねえ、堤防に穴があって海水が行き来していたから、ドック(船着き場)も透明できれいだったのよ~」
おすすめを聞くと、キンメの煮つけとおかあさん。
外川で水揚げされるキンメダイは体長は大きくないが、横に太るのでおいしいそう。
「でも、今日はカッサリがあるよ。前で釣った魚で、海藻の香りが嫌じゃなければおいしいよ~」
カッサリ?千葉育ちの釣り好きの私にも何の魚かわからない。
おかあさんが見せてくれたのがコレ。
「ああ、アイナメね」「いや、アイナメとは別なの」「あ、そうすか。う~ん、なんだろう」
このあと、入店した地元の釣り好きの美人おねえさんも、 同じ鍋をみて、
「う~ん、わからないなあ。あとでググろう」とおっしゃる。
調べてみると、アイナメに近いクジメかウサギアイナメあたりのようだ。
というわけで、カッサリの煮つけでビール。新鮮なので、煮付けると身割れしている。
ヒレに近いところに小骨はあるがうまい!
潮風に吹かれ、海を眺めながら煮魚でビール。なんという贅沢……。
「昨日ね、息子が釣ってきたの。塩焼きでもおいしいのよ~」とおかあさん。
あとでお勘定してみると、300円だった。安い!
缶チューハイを追加して、ラーメン500円。
「見様見真似でつくったラーメンだから……」と謙遜されるけど、
いやいや全然おいしい!小ぶりの丼だけど、麺はたっぷり。醤油の甘みがいい。
(=銚子は醤油の町なのに、どこの醤油なのか?を聞くのを失念。しまった!)
こちらは美人のおねえさんが注文したカレー570円。
「私のも撮る???」といっていただいたので、ぜひぜひとパチリ。
「ラーメン食べようかな~と思うときもあるんだけど、カレーが大好きなんで、ついついカレー頼んじゃうのよねえ~」とおねえさん。
同じ釣り好き同志ということで、釣り談義……おかあさんも座って、魚談義に。
1時間に1本の電車を見送り、楽しいひととき……。


近所においしいかき氷屋さんがあるので、そちらで食後のデザートを……というおねえさんがお帰りになったあとも、ゆっくりおかあさんとお話させていただきました。
東日本大震災のときは、津波で冠水したそうです。それまでも津波注意報、警報があったそうですが、いつも大したことがないので、近所の人とは「避難する必要ないね」と話していたところ、しばらくして港で船を係留していた人が大声で「かあちゃん!津波だ!逃げろー!」と叫んだ途端に、突然勝手口から波が飛び込んできて、たちまちひざまで冠水したとのこと。
「ひざといっても津波のチカラはすごいのよ~。普通の波と全然違う」
バリバリッとすごい音がして電信柱がなぎ倒されて、慌てて避難所に向かったそう。
「もうお店はダメだろうな……」と避難所で思っていたが、数日後に戻ってみると、海水による悪臭はひどいものの、建物はまったく問題なく、無事に再開できたそうです。
「直接きた津波でなくて、旭市(銚子の南の町で、津波による犠牲者が多数出た)のほうから帰ってきた波だったの。直接津波が来ていたら……」 と、海を見つめるおかあさんの横顔が印象に残る午後のひとときでした。







さあ、帰ろう。


銚子電鉄はパスモ、スイカが使えません。銚子~外川は片道340円ですが、往復券で買うと600円で80円お得です。

美味小屋
千葉県銚子市外川町1-10855-5
11:30~17:00 不定休
※銚子電鉄・外川駅から徒歩7分ぐらい